お知らせ
【第5回】設置環境はドライエリアを推奨しています。
第5回は設置環境についての補足になります。
ドライエリアというのはわかりやすく言うと
”解凍熟成庫設置場所の湿度が低い”という事です。
ではウエットエリア(湿度が高い環境)だと
どのような不具合の可能性があるのでしょうか?
それは ”冷蔵ユニットの庫内側に霜がつきやすくなる” です。
下の写真は冷蔵ユニットを取り外してひっくり返したものです。
霜というかすでに氷ですね。
酷いときはもっと下まで(上の写真だと上の方まで)つきます。
霜付きの原因はいろいろありますが一般的に庫内に入ってくる
水分が継続して多い場合になりやすいです。
機械としても4時間おきに20分間霜取りを自動で行いますが
それでも間に合わない状況が続くとなります。
意外と盲点なのが ”運転したまま扉をあけっぱなしにする” です。
大量のお肉等を庫内へ一気に入庫する場合など、5分程度かかる事が
あると思います。その場合運転したままですと庫外の湿気をどんどん
吸い込んでしまうため、いつもより多くの霜が冷蔵ユニットの庫内側
についてしまいます。このような場合は
"一度運転を停止してから作業" していただくのが良いかと思います。
”霜がつき始めると庫内の温度が下がりにくくなります”
霜付きの厄介なところは一週間くらいかけてじわじわと症状が
進行する(霜、氷が大きくなる)点にあります。なんとなく設定温度まで
下がっていないとか、温度の下がり方が遅いとか、12~13℃近辺から
下がらない日が2、3日続いているなど霜付きの典型的な状況となります。
おかしいなと思ったときは弊社までご連絡下さい。
次回は霜がついてしまった場合の対処法をお知らせします。
2023年08月04日